So-net無料ブログ作成
検索選択
前の10件 | -

ご無沙汰しておりました。 [ありふれた日常]

urlを下記に移動しました。

http://niconikki2.blog.so-net.ne.jp/

今後ともよろしくお願いします!
nice!(2)  コメント(3) 

「わたしを離さないで」 カズオ・イシグロ著 [本]

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) 「日の名残り」で、”この世界観はすごく好きだなぁ。”と感じたのがきっかけで、カズオ・イシグロ氏の他の著作が気になっていました。

 以下、ハヤカワepi文庫記載の紹介文です。

 優秀な介護人キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設ヘールシャムの親友トミーやルースも提供者だった。キャシーは施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度…。彼女の回想はヘールシャムの残酷な真実を明かしていく―全読書人の魂を揺さぶる、ブッカー賞作家の新たなる代表作。

 現実離れしたテーマながら、似たような事はこの世界で現実に起きているのだと思います。登場人物たちの想いがとてもリアルに描き出されていて胸が詰まりました。かと言って、いたずらに感傷に訴えることもなく、静謐に綴られた文章が、人生の懐かしさと悲しさ、そして愛しさを深く心に刻んでくれます。強く印象に残る作品でした。
nice!(1)  コメント(0) 

「カラマーゾフの兄弟」〈第1巻~第4巻〉 ドストエーフスキイ著 [本]

カラマーゾフの兄弟〈第1巻〉 (岩波文庫) 前から一度は読んでおきたいと思っていた小説です。どの訳者のにするか迷ったのですが、結局この岩波文庫の米川正夫氏訳にしました。

 登場人物の生い立ちが長々と書かれた第1巻の前半に苦戦しましたが、その後は物語にどんどん引き込まれて行きました。登場人物たちの極端な人格はとても面白く、特に物語の中心となるカラマーゾフ家の父子についての描写は興味深いものでした。自分勝手で欲望のままに生きる父。激情家の長男、理論家の二男、慈愛に満ちた三男。理屈っぽく長い文章の連続ですが、心理描写や各出来事の分析が緻密で、作家の巧みな表現力に終始圧倒されました。訳文も魅力的で、重厚な味わいを与えてくれる作品でした。

 家族について、信仰について、人間について、深く考えさせられます。また、暗澹としたカラマーゾフの父子関係とは対照的に描かれたある父子の挿話が一服の清涼剤のようで救われる思いでした。

 米川氏の訳は表現が古く、わかり辛い言い回しもありましたが、日本語の美しさ、格調の高さを楽しむことができました。本屋で亀山郁夫氏の訳もちらりと立ち読みしましたが、かなり現代的な文章で読み易そうです。こちらもいつか挑戦してみたくなりました。
nice!(1)  コメント(2) 

2008年に観た映画 [2008劇場公開]

 昨年観た映画は、新作と旧作合わせて45本程度。ベストを選ぶ意味もないほど少なかったのですが(^^;、劇場で観た31本についてベスト10本を強引に選んでみました。(感想をupできなかった作品も多いのですが・・・)

【心に残った10本 順不同で】
「ペネロピ」
物語、映像、音楽、役者、・・・とにかく可愛い作品でした。昨年購入した唯一の新作DVDです。
「白い馬」「赤い風船」
とても味わい深く、映画を観る喜びを感じる作品でした。
「画家と庭師とカンパーニュ」
中年男二人の友情。作品の人生観が心にぐっと来ました。
「ぼくの大切なともだち
孤独な男の自分探し。コミカルでいて辛辣な描写も気に入りました。
「ノーカントリー」
コーエン兄弟のサスペンスはやっぱり一流だと感心しました。
「この自由な世界で」
社会の矛盾に鋭く切り込んだ内容に好感が持てました。
「ラスト、コーション 色・戒」
緊張感溢れる男女の繊細な心理劇に魅了されました。
「ダークナイト」
ドラマ性の濃いところ、斬新なヒーロー像が好感度大の作品でした。
「落下の王国」
圧倒的な映像美と幻想的なストーリーが気に入りました。
「レッドクリフ PartⅠ」
この手の歴史ものは大好きです。とにかく面白かった。PartⅡも楽しみです。

【上記以外の作品 こちらは印象に残った順に】
「潜水服は蝶の夢を見る」
「NEXT -ネクスト-」
「ドラゴン・キングダム」
「マルセイユの決着(おとしまえ)」
「クライマーズ・ハイ」
「おくりびと」
「ザ・マジックアワー」
「神様のパズル」
「あぁ、結婚生活」 
「アイアンマン」
「奇跡のシンフォニー」
「ぼくたちと駐在さんの701日戦争」
「私がクマにキレた理由(わけ)」
「K-20 怪人二十面相・伝」
「ウォンテッド」
デトロイト・メタル・シティ」
「陰日向に咲く」
「Mr.ビーン カンヌで大迷惑」
「幸せの2ページ」
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」
「パコと魔法の絵本」

 こうしてみると、昨年観た作品中ハズレはほとんどなかった気がします。ベストとなるとどうしても邦画より洋画を選んでしまいますが、邦画もいい作品に出会えたと思います。
 今年は更に大好きな作品が増えることを期待して、がんばって劇場に足を運びたいなぁと思っています。


nice!(5)  コメント(6) 

新年の買いもの [ありふれた日常]

200901051508000.jpg
 娘が成長し小さくなったので、大人サイズの自転車を購入しました。そして私もついでにと、タイヤの大きな自転車に買い替えました。自転車屋さんで物色していると、いろんなタイプがあるけど、機能美というのでしょうか、自転車の形ってそれぞれ綺麗です。
200901051501000.jpg
 ずっと自転車で通勤しているのですが、昨年の秋に仕事を変わってから通勤距離が伸びたので、速く走れてこぎ易い自転車が欲しかったのです。フツーのママチャリですが、私にしては奮発しました。色が派手かな?と思ったのですが何度か乗っていると愛着が沸いてきます。明日から張り切って(?)これで毎日出勤です。

 少しでも地域経済のためになればと近所で買えるものは近所で、と日頃思っているのですが、自転車って、買ったらそのまま乗って帰るし、アフターケアのことを考えると、近所の自転車屋さんも貴重だなぁと、改めて思いました。

nice!(1)  コメント(2) 

2009年スタート [ありふれた日常]

 新年おめでとうございます。
 本年もよろしくお願いいたします。


 今年はいつもと違い、受験勉強追い込み中の長女、一緒に留守番の夫と別行動の年末年始でした。
 年末に次女と一緒に広島の実家に行きお正月を迎え、2日に京都に寄って帰って来ました。

続きを読む


nice!(2)  コメント(10) 

「輝ける青春」 [2008DVD等]

輝ける青春 プレミアム・エディションDVD
La Meglio Gioventu 2003伊
監督:マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ
脚本:サンドロ・ペトラリア、ステファノ・ルッリ
出演:ルイジ・ロ・カーショ、アレッシオ・ボーニ、アドリアーナ・アスティ、ソニア・ベルガマスコ、ファブリツィオ・ギフーニ、マヤ・サンサ、ヴァレンティーナ・カルネルッティ、ジャスミン・トリンカ
 
 仲の良いひとつ違いの兄弟ニコラとマッテオを中心に、イタリアのある家族が辿った人生を37年間に渡って描いた作品です。その長さ実に6時間6分。2日に分けて鑑賞しました。

 大学生のニコラとマッテオは、精神病院で不当な治療を強いられていた少女ジョルジアと出会ったことから、それぞれの人生を大きく変えて行く。精神科医としての使命感に溢れ、家族や友人にも実直に向き合おうとするニコラに対し、周囲に背を向け自虐的に生きるマッテオ。性格も生き方も対照的な二人と、彼らを取り巻く家族や友人たちの、人生の喜びと悲しみが、丁寧に丁寧に綴られています。

 学生運動、過激派によるテロ、マフィアの台頭、社会の腐敗など、暗澹たる時代にあって、翻弄されながらも、希望を失うことなく強く生きる人々の姿が、強く胸を打ちます。イタリアのごく普通の家族の物語ではありますが、そこに鮮やかに浮かび上がるのは、誰の心にも存在する人生の迷いや悲しみ、孤独や挫折。そして救いと希望をもたらしてくれるのは、いつもどこにあっても家族や友人の存在だということ。身近な問題として、大きな共感を呼び起こされ、人生の味わい深さに今更ながら驚嘆しました。

 ニコラとマッテオを演じた俳優がとてもハンサムだったのですが、その所為だけでなく、観ていくうちに登場人物の全てから目が離せなくなりました。各人物像がしっかり描かれており、演じる俳優たちの演技の確かさを感じます。全シーン、人物の情感を表すようなイタリアの美しい風景の数々も印象的で、6時間強もの長さを全く忘れさせてくれる、素晴らしい作品でした。

 貴重なDVDを貸して下さったAさん、ありがとうございました。
 m(__)m
nice!(1)  コメント(4) 

「題名のない子守唄」 [2008DVD等]

題名のない子守唄DVD
La Sconosciuta 2006伊
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:クセニア・ラパポルト、クララ・ドッセーナ、クラウディア・ジェリーニ、ミケーレ・プラチド、ピエラ・デッリ・エスポスティ

 ウクライナから北イタリアのトリエステにやって来たイレーナは、強引な手段を用いて、テアという幼い娘を持つアダケル夫妻の家の家政婦となる。テアの気を引き、夫妻の信頼を得たイレーナは、不可解な行動を重ねていくのだった。

 イレーナの目的は何なのか? アダケル家との関係は? イレーナのアダケル家に対する異常な執着心。細かく映し出されるフラッシュバック映像と、効果的に流れるモリコーネの音楽によって、イレーナの過去に何があったのか、登場人物たちの運命は、、、と観る者の不安と好奇心を休む間もなく掻き立てます。

 情感豊かな映像と音楽は、『海の上のピアニスト』『マレーナ』などと共通するところがあり、トルナトーレらしい作品だと感じました。また以前観た『記憶の扉』(1994)という映画も、フラッシュバックを多用した引き込まれるサスペンスだったのですが、この監督の得意とする手法なのでしょうか。

 主観としてストーリーは好きと言い難いのですが、それはともかくも、衝撃の結末へと向かう物語の盛り上げ方が実に上手く、緊張感溢れる作品でした。イレーナを演じた女優クセニア・ラパポルトの怖いほどの美貌と迫真の演技も見所です。
nice!(0)  コメント(0) 

「あぁ、結婚生活」  [2008劇場公開]

married.jpg
Married Life 2007米
☆☆☆☆
監督・脚本:アイラ・サックス
原作:ジョン・ビンガム
出演:クリス・クーパー、ピアース・ブロスナン、パトリシア・クラークソン、レイチェル・マクアダムス

 1940年代のアメリカ。会社を経営する中年男ハリーが、ある日親友のリチャードを呼び出し、ケイという愛人がいること、妻パットと別れたいが離婚を切り出せずにいることを告白する。しかし、ケイを紹介されたリチャードは、魅力的な彼女に密かに恋心を抱いてしまうのだった。ケイと幸せな余生を送りたい、でも自分なしで妻は生きていけない、と思いつめた挙句、ハリーは妻の毒殺を計画する。

 長年生活を共にする夫婦でも相手の本心はわからない。パットにも実は若い愛人がいて、夫婦は互いに相手が自分一筋だと思い込んでいるところが滑稽である。親友の愛人に惚れてしまい、こそこそと猛アタックするリチャードの策略家ぶりも・・・。

 レイチェル・マクアダムスは、艶やかな笑顔で中年男性を虜にする魅力的な未亡人を好演。クリス・クーパー、ピアース・ブロスナン、パトリシア・クラークソンは、この歳でこそ出せる人間の可笑しさや哀れさが滲み出ていて、演技に味わいがある。この4人を中心にした大人の男女の人間くさい駆け引きが、終始ブラックな笑いを誘い、見応えある作品になっている。ハリーの企てた毒殺計画の展開にも緊張感があり、とても楽しめる心理サスペンスでした。

 劇場は年配の客がほとんどで4割ほどの入り。随所で笑いが起きていましたが、人それぞれツボが違うのだろうなぁと面白かったです。それにしても、理屈では説明し難い夫婦の絆・・・、結婚20年の私にとっても、なかなか考えさせられるものがありました。
nice!(1)  コメント(5) 

「落下の王国」 [2008劇場公開]

fall.jpg
The Fall 2006印英米
☆☆☆☆
監督:ターセム
出演:リー・ペイス、カティンカ・ウンタルー、ジャスティン・ワデル、ダニエル・カルタジローン、レオ・ビル

 とある病院撮影中の事故で重傷を負った上、恋人にも見放され、人生に絶望しているスタントマン、ロイ。ある日彼のベッドにたまたま訪れたのは、樹から落ち腕を骨折して入院中の少女、アレクサンドリア。ロイは彼女に冒険物語を作って聞かせる。物語にすっかり魅せられ、続きをせがむアレクサンドリア。彼は少女を利用してあることを企てる。

 映画の見所は、ロイの語る物語の舞台となる世界の名所旧跡の数々。実に、ロケ地24ヵ国以上、世界遺産13箇所、という豪華さ。色彩豊かな衣装を纏った物語の登場人物たちが、壮大な風景を背景に不思議な空間を生み出しており、その幻想的な美しさには思わず心を奪われました。

 現実と物語の世界を交錯させながら、ロイと少女アレクサンドリアの心の交流と、人間の再生の過程を丁寧に綴った映画でした。少女アレクサンドリアを演じたカティンカ・ウンタルーのぽっちゃりとした子供らしさ、素人っぽい演技が、作品にいい感じの味わいを与えています。撮影中、彼女はロイを演じるリー・ペイス自身も歩けないのだと信じていたらしいが、その純粋さ、リー・ペイスに対する気遣いが、演技に滲み出ているようでした。また、随所に投影される子供らしい発想が、温かい笑いを誘います。

 物語を創造すること、空想することがもたらす生きる力。人間の無限の可能性に驚嘆せずにはいられません。そして、ロイとアレクサンドリア、それぞれの今後の人生への想像を、観る者に委ねるかのようなラストが素敵だと思いました。
nice!(2)  コメント(6) 
前の10件 | -

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。