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「大いなる休暇」 [★★★]

大いなる休暇 2003 カナダ (DVD)
 カナダのとある島。漁業がすたれ、ほとんどが失業手当を受けている島民たちは、生きる誇りを失いかけていた。そこへ工場誘致の話が持ち上がるが、島に医師がいることが条件。休暇で島にやって来た青年医師を何とか引き止めようと、島民たちは画策するが。
 島の暖かい待遇に感激し感謝する素直な青年を騙し続けるのは良くないよ!と思いながらも、島民たちのつく嘘がどれも可笑しかったり、どこか抜けていたりして、完全に憎めない。手段はどうであれ、深刻な現状を打開しようと奮闘する島民たちの姿、そこから生まれる良心の呵責。彼らの心の葛藤には、ホロリとさせられました。皆、根は善良な愛すべき人ばかり。島民の嘘がバレた時、青年が彼らを簡単に許しすぎかなとも思えたけど、大袈裟でない描き方が返って良かったかも。島民の想いは青年の心にちゃんと届いていたのだと思うと、人間っていいなと改めて思った。心温まる映画でした。


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「さよならみどりちゃん」 [★★★]

さよならみどりちゃん 2004 日 (DVD)
 OLのゆうこは、大好きなユタカと結ばれた夜、彼に”みどりちゃん”という恋人がいることを告げられる。それでも諦めきれずユタカとの関係を続けるゆうこだったが・・・。
 ユタカは恋愛はもちろん人生に対しても不真面目。いい加減で身勝手な男。こんな男に執着するゆうこもゆうこ。”アホちゃうか!?”とちょっとイライラしながら見てました(苦)。だけど、ゆうこを演じた星野真里の演技は素晴らしかった。少女のようなあどけない姿でいて、時々どきっとするほど大人の色気を漂わす。彼女はテレビでたまに見て知っていたけど、これ程綺麗で実力ある女優だとは驚きでした。か細い身体(惜しげなく裸体も見せてます)が、ゆうこの心の痛みをより強く伝えていて、彼女の女優魂に脱帽でした。彼女の存在だけでも、観て損はない映画だと思います。情けない男ユタカを演じた西島秀俊も余裕の演技で良かったけど。
 ストーリーはちょっと?だったけど、現代の若者を象徴するようなゆうこ。彼女の成長の描き方は悪くないと思った。ユーミンの”14番目の月”を彼女が明るく歌う姿が素敵でした。


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「レジェンド・オブ・ゾロ」 [★★★]

レジェンド・オブ・ゾロ コレクターズ・エディション 2005 米 (DVD)
 またまたアクション映画です(^^ゞ。
 言わずと知れた「マスク・オブ・ゾロ」(1998)の続編。アメリカの平和を脅かす悪から市民を守るため、アレハンドロは正義のヒーロー、ゾロとして立ち上がる。
 前作を少し前に観ていて良かった。この続編が非常に面白かった理由のひとつは前作があるから。そして続編を見たら、前作の面白さが倍増するようにも思えました。
 アクションシーンはもちろん迫力満点、痛快です。そして今回は、人々を守る使命と大切な家族との狭間で葛藤するアレハンドロの姿が描かれていて、その人間臭さに親しみが持てました。ズッコケシーンがあまり無かった分、アントニオ・バンデラスは前作より何倍も格好良かったし、キャサリン・ゼタ=ジョーンズも存在感で負けてない。それだけ各人物像がしっかりと描かれていたと思う。
 子役の男の子も可愛いかったし、ルーファス・シーウェルはこの悪のリーダーにぴったり。その手下たちはいかにも悪人の顔ばかりで、マカロニウエスタンを彷彿させるシーンの数々が嬉しい。馬に乗ったまま電車の上に飛び乗るところなど、在りえないとはわかっていても、ゾクゾクするほど格好良かった。この馬がまた愛嬌があって和ませてくれるのです(⌒□⌒)。期待せずに見たのですが、大満足の一本でした。(劇場で観れば良かったなぁ・・・)


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「28日後...」 [★★★]

28日後...特別編 2002 英米オランダ (DVD)
 監督はダニー・ボイル。感染すると凶暴化し次々と人を襲うというウィルスが蔓延したロンドン。交通事故による昏睡状態から目覚めた青年ジム(キリアン・マーフィ)は、人影の全くない廃墟と化した街を目の当たりにする。。。
 なるほど、こういう映画だったのか・・・「ゾンビ」を思い出すような内容。面白かったです。映像が凝っていて、特に感染が始まって28日後、主人公が目覚め、愕然としながら街を彷徨うシーンが良かった。不安、恐怖、絶望感を激しく駆り立てる殺伐とした世界の終末の風景は迫力ありました。
 主人公と仲間が軍隊と合流してからは、人間の傲慢さや醜さが浮き彫りになり、更に絶望感が広がる。女の奪い合い(?)にはちょっと白けてしまったけど( ̄▽ ̄ゞ。だけど、この手のストーリーは、見ているうちに登場人物全員の生死がどうでも良くなって来るのがなんとも心地良いです。
 クリストファー・エクルストンは「60セカンズ」を思い出してニンマリ。一見普通だが実はイカれているという役がよく似合う。キリアン・マーフィは主人公として新鮮だし、とても格好良かったです(^^。
 最後にも”28日後”があるが、このラストシーンは何個か用意されていたよう。個人的にはこのラストは無しにしてその前で終わりでも良かったと思う。


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「嵐が丘」 [★★★]

嵐が丘 1939 米 (DVD)
 不遇な生い立ちであるがため、夢を叶えられなかった男の、壮絶な愛と憎しみの人生を描いたエミリー・ブロンテの名著Wuthering Heightsを、ウィリアム・ワイラー監督、ローレンス・オリヴィエ&マール・オベロン主演で映画化した作品。
 孤児である主人公ヒースクリフは、『嵐が丘』の主人に拾われるが、主人の死後は館を継いだ長男に召使いとして虐げられる。成長したヒースクリフと館の娘キャサリンは恋に落ちるが、キャサリンは現実的な幸せを求めて裕福な若者と婚約してしまう。絶望したヒースクリフは姿を消すが、数年後ひと財産を築いて舞い戻り、周囲の者達を次々と不幸に陥れて行く。
 映画になるとどうしてもメロドラマ風になり原作の迫力には及ばない。この作品では復讐に燃えるヒースクリフの狂気の描写もやや物足りなかった。しかしそれでも、映像の美しさには圧倒されました。イングランド北部、ヨークシャーの荒野の風景は寂寥感に溢れて悲劇の舞台に相応しく、モノクロでの撮影が更に悲壮感を高めていた。オリヴィエとオベロンの演技も良かったし、二人の魂の絆が丁寧に描かれていました。やはり激しく哀しい愛憎劇は限りなくロマンティックです。他のバージョンもますます気になるところ・・・レイフ・ファインズ&ジュリエット・ビノシュ版もまた観直したくなりました。

 ちなみに「嵐が丘」は私の大好きな本。”・・・場所によると、とうていありそうには思えぬことが書いてあるので、読者はあっけにとられてしまうほどであるが、それにもかかわらず、情熱にみち、深い感動をよむひとにあたえないではおかない。・・・(この小説をよむことは)あなたの生活を根底からくつがえさないではおかぬ経験をもつことになる。” W.S.モームが著書「読書案内」(西川正身訳)で紹介しているこの文章は作品の性質を的確に伝えていると思う。私も、何度読んでも作品の世界観には圧倒され、感動します。


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「ジェーン・エア」 [★★★]

ジェーン・エア 1944 米 (DVD)
 有名なシャーロット・ブロンテの小説の映画化。オーソン・ウェルズ&ジョーン・フォンテイン主演で。孤児院で育ち家庭教師として謎めいた貴族の城に赴いたジェーンと城主ロチェスターが、様々な苦難を乗り越え愛を貫くというサスペンスフルでロマンティックな物語です。
 とても長い原作を100分程度にまとめているので話の展開に違和感がある。削られたエピソードも他の作品より多いような気がしました。(シャルロット・ゲンズブール&ウィリアム・ハート版(1996)、ズィーラ・クラーク&ティモシー・ダルトン版(1983、TVM)も見ましたが、T・ダルトン版が4時間かけてあるだけあって、一番面白かったし、T・ダルトンの演技は最高でした。)
 とは言え、ジョーン・フォンテインの演技は素晴らしく、理知と慈愛を兼ね備えた表情の美しさには度々息を呑むほどでした。(原作ではジェーンは美人ではないけれど。)また、暗い過去を持つ無骨な男ロチェスターが、ジェーンに抱く複雑な思いを繊細に表現したオーソン・ウェルズの演技も見応えありました。
 イングランド北東部の寒々とした風景とモノクロの映像は、ミステリアスな物語にぴったり。またジェーンの子ども時代を演じたペギー・アン・ガーナー、その親友を演じたエリザベス・テイラーの演技も光っています。
 「ジェーン・エア」は、何と言っても、身分の差や過去のトラウマからなかなか本心を語れないジェーンとロチェスターの交わす会話が素敵です。この恋のあり方は女性にとっては永遠の憧れかも(^^;。冷静に見ると、ロチェスターが狂人とは言え妻がありながら若い女性に求愛するところや、ジェーンの気持ちを試す為の彼のサディスティックな態度などはどうかと思いましたが(^^;、心理描写の詳細な小説ではその辺りはあまり気にならなかったかも。かなり前に読んで忘れているのでまた読み直さなくてはと思いました。
ジェーン・エア (トールケース仕様)


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「ランド・オブ・ザ・デッド」 [★★★]

 2005 米加仏 (DVD) 
 ジョージ・A・ロメロ監督&脚本。面白かった。スプラッタ映画だから、かなりグロくて残酷な描写もあり、そこそこ怖いんだけど、それ以上に、ゾンビのリアルな造形やアイデア一杯のパフォーマンスにはただただ感心させられました。特殊メイクや人形は、本当に上手く出来ている。話の顛末はどうでも(^^ゞ、ゾンビを見ているだけで楽しい。
 前の「ゾンビ」は観ていないのだけど、今回のゾンビは考える力を身につけたらしい。リーダー格のゾンビが大群を率いて支配者階級の住む街を襲撃する。人間社会への痛烈な批判も感じられるストーリーでした。
 DVD特典のメイキングを見たが、ロメロ監督が大好きで結集した役者やスタッフの熱意が素晴らしい。だから役者も活き活きと演じているんだと納得。特にジョン・レグイザモは魅力炸裂の演技で作品を盛り上げていました。


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「カラーパープル」 [★★★]

カラーパープル 1985米 (DVD)
 スティーヴン・スピルバーグ監督作。1900年代の黒人社会。過酷な運命を経て、自己に目覚め、逞しく生きる黒人女性セリーの半生を描く。幼くして出産した2人の子を奪われ、ミスターという子持ちの男と結婚。この結婚生活が悲惨で、横暴な夫の監視下でセリーは召使いのような生活を送る。彼女を頼って来た最愛の妹ネッティも、夫に追い出され消息不明となり、セリーの絶望の日々が続く。心を閉ざしてひたすら耐えるセリー。しかしある日、奔放なブルース歌手ジャグと出会ったことから、セリーの心は少しずつ変わっていくのだった。
 女性差別、DV、子供虐待などが当たり前に行われていた時代、女性でしかも貧しく無教養というだけで、不当な扱いを受け入れるしかなかったセリーも、様々な女性と出会うことで、やがて自分の生きる道を自ら切り開いていこうとする。ウーピー・ゴールドバーグがとてもいい演技を見せてくれています。彼女を支えるのは、自分には愛する者がいて愛してくれる者がいるという想い。愛が希望を生み、希望が生きる力を与えてくれるのだと、しみじみと思った。コスモス畑など美しいジョージアの田舎の風景や、迫力溢れるゴスペルの大合唱にも、強く心を打たれました。
 ピュリツアー賞受賞の原作を、いつか読んでみたいと思った。


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「赤い航路」 [★★★]

赤い航路 1992 仏英 (DVD)
 ロマン・ポランスキーによるパスカル・ブルックナーの小説の映画化作品。イスタンブールに向かう豪華客船の上。妻フィオナ(クリスティン・スコットトーマス)と旅するイギリス人ナイジェル(ヒュー・グラント)は、偶然知り合った車椅子のアメリカオスカーピーター・コヨーテ)から身の上話を聞くことに。それは、オスカーと彼の妻ミミ(エマニュエル・セニエ←ポランスキーの現妻)との激しく交錯する愛憎の世界だった。
 ロマンティックな出会い、愛に満ちた生活、そして倒錯した性へとエスカレートする様が克明に映し出される。そして、やがて愛は倦怠に変わり、別れ話がこじれ、憎悪に発展。極限まで愛し合い、憎み合いながらも離れられない二人の姿に、恋愛の地獄をまざまざと見せつけらる。
 まぁ、オスカーもミミも人間性に問題ありじゃないか?と・・・いうのは別にして(笑ゞ)、愛も追求し過ぎると、また男女のバランスが崩れると、こんなにも醜く残酷な結末になるのかと思うし、愛すればこそ憎しみも倍増、彼らを支配するのは復讐心か?究極の愛か?、最後にはわからなくなるほど。そら恐ろしい世界だけど見応え充分でした。美しいパリの街並みや不気味に広がる大海原など、思わず引き込まれる重厚な映像。ポランスキーの才能の凄さを感じました。
 オスカーとミミの関係に触発されて、内に秘めた欲望を解放していくナイジェルとフィオナ夫婦の姿も興味深かった。(オスカーの露骨な話に動揺するヒュー・グラントが情けなくも可愛い ^^;)


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「マスク・オブ・ゾロ」 [★★★]

マスク・オブ・ゾロ 1998 米 (DVD)
 初代ゾロをアンソニー・ホプキンスが演じています。冒頭彼の立ち回りシーンは素敵で、こういう役もできるんだなぁとすごく新鮮でした。キャサリン・ゼタ・ジョーンズ(若くて綺麗、彼女が登場する度に画面がぱっと華やぎます。)演じる、昔生き別れた娘への想いを募らせるシーンなど、ホプキンスの演技力の見せ場もたっぷりでした。
 さて、バンデラスのゾロは、ドジなシーンが多くて意表を突かれましたが(笑)、決める時はちゃんと決める(主役ですから ^^;)。そのギャップが魅力なのでしょう。でも主役の彼より、ホプキンスとゼタ・ジョーンズの方が印象深かった・・・。
 総合的には、単純明快なストーリーで、クライマックスのアクションシーンまで、気楽に楽しめた。その昔見てその最高の格好良さに心を奪われた「アラン・ドロンのゾロ」をまた見たくなりました。「レジェンド・オブ・ゾロ」は見るかどうかわかりませんが(^^ゞ)。


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